アスリートが持つアイウェアへのこだわりを、サポート担当者が紹介するシリーズ。
今回は高校生にして競泳1500m自由形の日本記録を更新した今福和志選手について、サポート担当・鈴木さんに伺います。
■今福選手とSWANSとの出会いとは?
小学生の頃から選手コースで泳いでいた今福選手ですが、特にゴーグルを意識して使い始めたのは中学生のころで、ちょうど長距離種目へのチャレンジを始めたタイミングだったそうです。
長距離種目は競技時間が長いため、他の種目よりゴーグルがくもりやすい環境になります。その環境でもSWANSのゴーグルは「くもらず視界がクリアなままで、レース最後まで集中力を保てる」と話してくれました。
現在はSniper(SR-10)モデルを練習・レースを問わずに愛用いただいています。
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今福和志選手
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使用するSniper(SR-10)
■ゴーグルへのこだわりポイントは?
レース後半まで集中力を維持するために、今福選手が重視しているのは「周囲の状況が見やすいこと」だそうです。
人間の視野に近い横方向視界を得られる
横方向の視界の広さ
Sniper(SR-10)は横方向の視界が広く感じ、外側(目尻側)の視界があることで、レース中に頭が入った状態でも周りを泳ぐ選手の位置が確認でき、自分のペースでレースを進めることができるそう。
今福選手の理想のレース展開は「横に誰も見えないくらいの独泳」だそうです!
愛用するクリアレンズのゴーグル(右側)
クリア(透明)カラーのレンズ
今福選手の代名詞にもなっているのがクリアレンズ。裸眼に近い明るさが得られるレンズカラーを選ぶ理由は、「息継ぎで顔を上げたとき、照明の影で暗くなりやすい観客席までしっかりと見たいから」とのこと。
特にレース中盤から後半の苦しい時に、観客の応援が視覚的に伝わることで「いいペースで泳げている」と感じ、自分をさらに鼓舞できるそうです。
周囲の状況を的確に把握し、それを自身の集中力やリズムに変えていく。そんな“視界を活かした泳ぎ”が、今福選手のレーススタイルなのかもしれませんね。
■目指すはOWSとの二刀流
今福選手は現在、競泳だけでなくOWS(オープンウォータースイミング=海などの自然水域で行われる長距離競技)にも積極的に取り組んでいます。
OWSに出場することで、「良い意味でフォームが崩れ、普段とは違う刺激が入り、フォームの修正がしやすくなるんです!」とのこと。それが競泳でも良い結果に繋がっているそうです。
OWSは競泳とは違い全ての選手が一斉にスタートするため、スタート直後は選手同士のバトル(接触)が起こってしまいます。接触によってゴーグルがずれたり、水が漏れたりすることを防ぐため、OWSレースではゴーグルもクッション付きのASCENDER(SR-81)を選ばれています。
今後は、競泳とOWSの“二刀流”でのさらなる活躍にぜひご注目ください!
今福和志選手
■今福選手プロフィール
今福 和志(いまふく かずし)
■生年月日
2007年5月21日
■出身
大阪府
■所属
枚方スイミングスクール/四條畷学園高等学校
■大会成績
・2024年
ジュニアパンパシフィック選手権
800m自由形 2位、1500m自由形 優勝
・2025年
第100回日本選手権水泳競技大会
400m・800m・1500m自由形 優勝
(1500m日本記録)
■Instagram:https://www.instagram.com/kazc6swim1500/