SWANSは、競泳からフィットネス、キッズまで、幅広いスイマーに向けてゴーグルづくりを続けてきました。本記事では、SWANSゴーグルを正しく使いこなすためのフィッティングのポイント、ベルト調整方法、鼻ベルト交換方法をはじめ、くもり止めの正しい扱い方やトラブル対処法まで解説します。
はじめての方はもちろん、これまで自己流で付けていたという方も、もう一度基礎からチェックすることで、より快適でフィットしたゴーグル体験が得られます。
目次
1. スイミングゴーグルは「フィット感」が命
2. フィッティングの重要ポイント
3. ベルトの正しい調整方法
4. 鼻ベルトの交換方法
5. よくあるトラブルと解決方法
6. くもり止め&お手入れ方法
7. ジュニア向けフィッティングアドバイス
1. スイミングゴーグルは「フィット感」が命
「スイミングゴーグル選びはフィット感がすべて」と言っても過言ではありません。
どんなに高機能なレンズやベルトが搭載されていても、顔に合っていなければ本来の性能は発揮されません。
なぜフィット感がそれほど重要なのでしょうか?
● 視界のクリアさと集中力に直結
フィット感が悪いと、水が入る・曇りやすい・圧迫感が強いなどの不快感が生じます。フィット感が悪いと泳ぎにくいだけでなく、集中力を削ぎ、フォームにも影響します。
● 長時間のスイムを快適にする
トレーニングで長く泳ぐ方にとって、ゴーグルの跡や痛みが気になると継続の妨げになります。適切なフィッティングは長時間のスイムでも快適さを保ちます。
●さまざまな要素から眼を保護する
水の刺激、塩素、紫外線、衝撃などから眼を護るためにも、隙間なくフィットしていることが大切です。
フィット感は、ゴーグル本体の形状と、正しい装着方法の両方が大切です。次は、フィッティング時に特に気をつけたいポイントを紹介します。
2. フィッティングの重要ポイント
SWANSゴーグルでは、以下の3つがフィット感を大きく左右します。
・レンズの位置
・ベルトの角度と調整
・鼻ベルトの長さ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
レンズ位置:眼の中心とレンズの中心を合わせる
もっとも大切なのは、「レンズ中心」と「装着者の黒目の位置」が合っていることです。
特に競泳用のゴーグルはレンズが小さいため、中心が合っていないと痛みや水が入りやすくなります。
・SWANSロゴの上下が逆さになっていないか確認
・まばたきした際、まつ毛がレンズに当たらないか
・眼のまわりに痛みや違和感がないか
・強く押し付けなくても軽く吸い付くようにフィットするか
これらをチェックすると適正な装着位置がわかります。
● ベルトの装着位置:耳の上をまっすぐ通しましょう
ベルトを装着する時は、角度が非常に重要です。
・ベルトが耳の上をまっすぐ通っているか
・ねじれや偏りがないか
・後頭部で左右の長さがそろっているか
・1本ベルトの場合、頭の丸みに沿って自然にフィットしているか
角度がズレていると、ゴーグルが上方向や下方向に引っ張られ、レンズが本来の位置に収まりません。結果として水が入ったり、眼が痛くなったりします。
3. ベルトの正しい調整方法
正しくベルトを調整するだけで、泳ぎ心地は大きく変わります。
以下の手順をゆっくり行いましょう。
ベルトの調整方法はモデルによって異なります。
詳しくはこちらのページをごらんください。
● ステップ1:ベルトを少しずつ調整する
いきなり強く引かず、左右を少しずつ同じ量だけ調整しましょう。
・強く締めすぎる → 跡が強く残る、痛みが出る
・ゆるすぎる → 水が入りやすい、ズレやすい
特に初心者の方は“締めるほど良い”と思ってしまいがちなので注意が必要です。
4. 鼻ベルトの交換方法
SWANSのスイミングゴーグルはすべて鼻の調整が可能です。
鼻ベルトの調整方法はモデルによって異なります。
詳しくはこちらのページをごらんください。
5. よくあるトラブルと解決方法
フィッティングがうまくいかないと、次のようなトラブルが起こりがちです。
原因と対策を知れば、改善できます。
● 水が入る
予想される原因: ベルトがゆるい/鼻ベルトが長い/取り付け角度がズレている
対策:
・ベルトを少しだけ締める
・鼻ベルトを1サイズ短くする
・レンズ周囲が浮いていないか確認
● 痛みがある
予想される原因: ベルトの締めすぎ or 鼻ベルトが短すぎる
対策:
・ベルトを緩める
・鼻ベルトを1サイズ大きくする
● 跡が残りやすい
予想される原因: 圧迫過多になっている
対策:
・締めすぎを見直す
・低圧タイプ・クッション付きモデルへ切り替える
6. くもり止め&お手入れ方法
レンズのくもりは誰もが経験するトラブルです。
「くもり止めの正しい使い方」を知り、快適に着用しましょう。
●使用前のルール
プールで使用する前にゴーグルの内側を濡らしましょう。
一度濡らすことでくもり止めコーティングに水の膜が出来てくもりにくくなります。
● 使用後のお手入れ
水洗いしたあとは直射日光を避けて「自然乾燥」しましょう。
乾燥後はケースに入れてレンズを保護しましょう。
7. ジュニア向けフィッティングアドバイス
子ども用ゴーグルのフィット感は、大人以上にデリケートです。
以下の点に意識してみましょう。
● 1. 締めすぎはNG
水が怖かったり、水が入ってくるのが嫌なお子様はきつく締めすぎる傾向があります。
お子様は圧迫や痛みに敏感なので、少し軽めに密着する程度で調整をしてあげましょう。
● 2. 鼻ベルトは成長に合わせて見直しましょう
子どもの成長と共に顔の大きさも変化します。
複数サイズを定期的に試して、適切なサイズを装着するようにしましょう。
● 3. 付け外しは慣れるまで大人がサポートしましょう
小さいお子様は髪を挟みやすかったり装着がむずかしいことがあるので、慣れるまでは大人方がサポートしてあげましょう。
● 4. 調整しやすい機能のモデルを検討しましょう
ワンタッチ式で調整できるモデルだと、すばやくサイズ調整が行えます。
快適な視界で、もっと楽しいスイミングへ
スイミングゴーグルは、単なる道具ではなく「泳ぎの質を高めるパートナー」です。
正しく調整されたゴーグルは、快適な視界と集中力の向上、疲労の軽減につながり、スイミングがもっと楽しく、もっと自由になります。
・レンズの位置
・ベルトの調整
・鼻ベルトのサイズ
・くもり止めの扱い
これらを正しく行うだけで、あなたのスイミングは大きく変わります。
SWANSゴーグルとともに、より快適で安心なスイミングライフをお楽しみください。
