スキーヤー&スノーボーダーの皆様、待ちに待ったシーズンが到来しましたね。
「天気が良くて最高!」と思ったら、照り返しやギラつきが強くて目がつらい…。風の強い日は雪や雨でさらに視界が悪く、滑りに集中できない…等、冬のゲレンデは刻々と状況が変わります。どんな状況下でも、快適に滑れるようにクリアな視界を保ってくれるのがスノーゴーグルです。
SWANSでは、自分の眼鏡をつけたままでも装着できる眼鏡対応ゴーグルのラインナップも充実しています。
どれを選べばいいのかわからない!という声も多いので、今回は用途に合わせた眼鏡対応ゴーグルモデルの選び方と、意外な?注意点を解説していきます。
■眼鏡対応ゴーグルとは
■そのくもり、実は眼鏡かも?
■眼鏡対応ゴーグルの種類と特長
■眼鏡対応ゴーグルとは
読んで字のごとく、眼鏡を着用したままその上から装着できるゴーグルです。
通常のゴーグルとの違いは主に2つ。
一つ目は「眼鏡の入るゴーグルのスペースがあるか」
SWANSの眼鏡対応ゴーグルは、最も顔からの距離があるメガネの左右がしっかりと収まり、ゴーグルレンズと干渉しないように深く設計されています。
二つ目は「眼鏡のテンプルが干渉して痛みやストレスにならないか」。
ご自身の眼鏡のつる部分(テンプル)がゴーグルと干渉してしまうと、眼鏡が押さえつけられて痛みやズレの原因となります。ご自身が使用されている眼鏡の大きさや形は、それぞれサイズが違っています。眼鏡対応ゴーグルであっても、自分の顔にゴーグルがフィットしていなかったり、ご自身の眼鏡と合っていない状態でコケたりして顔面に襲撃を受けると、大怪我をする可能性があります。そのため、凹のような形状でつるを逃がしたり、圧迫しにくい形状にするなど設計上の工夫がされています。
ゴーグルを購入の際は自分の顔にきちんとフィットしているか、眼鏡と合っているかを確認してお選びいただくことをおすすめします。
■その曇り、実は眼鏡かも?
眼鏡対応ゴーグルかどうかに関わらず、SWANSスノーゴーグルのレンズにはくもり止め加工が施されています。またダブルレンズやファン・熱線などでくもりを抑える機能が搭載されているモデルもあります。
ところが、眼鏡対応ゴーグルを使っていて「くもって前が見えない」といったご連絡をいただくことがあります。よくよくお話を伺うと、『くもった!と思ったら、実は眼鏡レンズの方だった』ということが少なくありません。
ご自身の眼鏡のレンズに適したくもり止め液を使用することで、状況が改善することも多いようです。また、眼鏡対応ゴーグルとご自分の眼鏡を併用する場合は、ご自身の眼鏡のレンズ両面にくもり止め液を塗布するようにしてください。
ゴーグルレンズがくもっているのか?眼鏡のレンズがくもっているのか?判断がつきにくいこともあります。
「くもって前が見えない!」ときには、まずは眼鏡のくもり止め対策をお願いします。快適な視界が復活するはず。ぜひお試しください。
■眼鏡対応ゴーグルの種類と特長
SWANSの眼鏡対応ゴーグルには、4つの種類をご用意しています。お客様のレベルや用途にあわせて最適なものをお選びください。
①スタンダードな眼鏡対応モデル
②A-BLOW SYSTEM(換気機能)付きモデル
③マイクロターボファン(電動ファン)付きモデル
④XED(レンズ発熱機能)付きモデル
①スタンダードな眼鏡対応モデル
RACAN(ラカン)
くもりの原因はゴーグル内部と外部との気温差。ゴーグルの内部容積を大きくすることで内部と外部の温度差を発生しにくくする「そもそも曇りにくい」構造とワイドな視界を実現しています。
※レンズが発熱するHEAT LENS「XED」搭載モデルは③になります。
②A-BLOW SYSTEM付きモデル
OUTLBACK(アウトバック)、RIDGELINE(リッジライン)
レンズ全面が前方にポップアップすることで、レンズとフレームの間に空間ができ、簡単に換気できるA-BLOW SYSTEMを搭載した眼鏡対応モデル。
一気に換気できるので、ロングラン滑走、フリーラン、グラトリ、バックカントリーなどにも最適。
③マイクロターボファン(電動ファン)付きモデル
HELI-TBS(ヘリ・ティービーエス)
ゴーグル内部の湿度上昇を感知し、自動で作動するオート機能搭載のモデル。ゴーグルに自動で湿気を感知するまるで換気扇がついたようなモデル。電源は単4電池を使用します。
ゲレンデ滑走からバックカントリーまで滑りを選ばない高機能モデルです。
※以前のHELIモデルにはファンのついていないものもございます。ご注意ください。
④XED(レンズ面発熱機能)付きモデル
RACAN-XED(ラカン・エックスイーディー)
それでもくもるなら、もうこれしかありません、『HEAT LENSシステム搭載を搭載したSWANSのXEDシリーズ』。充電式バッテリーのパワーを利用して、レンズに内蔵された透明発熱体がゴーグルレンズ自体を発熱させ、レンズの曇りや凍結を除去します。
レンズ自体が発熱することで、レンズ全体を温めて結露そのものをさせない=くもらないという優れもの。
極低温下でも効果を発揮し、換気をしないため悪天候下でも使用可能。強風や吹雪の中でも安全な視界を確保でき、電源をオンにすると、目の周りで暖かさを感じます。
バックカントリー、雪山登山・作業など過酷な環境での滑走で威力を発揮します。
以上、眼鏡ゴーグル選びの参考になりましたでしょうか? 快適なスノーライフをお楽しみください!!