プロゴルファーとして長きにわたって活躍されている芹澤信雄プロ。2024年9月14日、兵庫県三木市にて開催された高校中学ゴルフ連盟主催のジュニア選手代表合宿にて、これからの日本のゴルフ界を担う学生の皆さんへのメッセージとして、芹澤プロのご経験をもとに"サングラスの着用効果"と今後長くプレーを続けるための"眼を護ることの重要性"についてのトークショーを行っていただきました。
芹澤 信雄 (せりざわ のぶお)
(株)TSI所属
1959年11月10日生まれ 静岡県御殿場市出身
高校時代にスキーのアルペン競技で国体に出場し、
卒業後18歳でゴルフを始める。
1996年 日本プロゴルフマッチプレー選手権優勝
2000年 東建コーポレーションカップ優勝
2010年 富士フイルムシニアチャンピオンシップ優勝
メジャー大会を含む、
レギュラーツアー5勝 シニアツアー1勝。
写真は2003年のもの。約20年以上ご愛用いただいています!
_芹澤プロがサングラスを着用することになったきっかけは何ですか?
「もともと視力は良かったのですが、徐々に近視が進行してしまい、40歳の時(2000年)に視力回復手術を受けました。視力は回復しましたが、視界が明るくなりすぎてプレーがしづらく感じるときがあり、医師に相談したところサングラスの着用を勧められました。
プロゴルファーやスキーヤーは外にいる時間が長いので紫外線による眼の影響が大きいと聞きました。
ゴルフを一生懸命頑張っていた中で、知らず知らずのうちに眼に負担がかかっていたのだと思います。
そこで思い出したのがSWANSだったんです。実は学生時代、アルペンスキーの選手としてゴーグルを使っていました。サングラスも展開されていることを知っていたので、ゴルフで使えるサングラスについて相談したというのがきっかけです。
サングラスを着けるようになってからは、視力が一切落ちなくなり、その効果を実感しました。」
_2000年当時、日本のゴルフ界でサングラスはどの程度普及していたのでしょうか?
「着用するプロはほとんどいなかったですね。周りからも変わった眼で見られていたと思います。米ツアーでも有名選手が一人着用していたくらい。今となっては信じられないかもしれませんが...
その中で、私がツアー優勝したことでサングラスも注目していただけるようになり、普及の一つのきっかけを作れたのかなと思います。今、各プロがサングラスを着用しているのを見ると、機能性や重要性が認知されたんだなと感じます。」
_ゴルフをプレーする中で、サングラスをかけることの効果は感じますか?
「ゴルフにおいては、照り返しや眩しさが眼に負担をかけ、眼を細めることで視力が悪くなっていくと感じます。眼を細めるという行為は、体に力が入ってしまい、自分の実力を発揮できない原因にもなってしまいます。
サングラスを着用することで眼を保護でき、プレーの可動域も広がっていきます。40歳以降、視力が変わらず長い間プレーを続けていられるのは、間違いなくサングラスのおかげだと感じています。
あとは、サングラスをかけるとかけないとで、プレーを終えた後の疲れ方が全然違うんですよ。たまに今日はそんなに紫外線が強くないからつけなくてもいいかな?と思って外していたら、夕方になって目がしくしくして、そこで違いを感じましたね。
紫外線が原因の一つといわれる眼の病気(※)もあるそうなので、若いうちからサングラスを着用して、皆さんには将来的にも長くゴルフをプレーしてほしいなと思います。」
※翼状片や白内障などは発症原因の一つとして紫外線の影響があるといわれています。
芹澤プロが特に『サングラス着用していた方が見えやすい』という場面
_芹澤プロがプレーの際に愛用しているサングラスについて教えてください
「サングラスは見た目も大切ですが、レンズ選びは、ぜひこだわってほしいですね。私が普段よく使っているのは『ULTRA LENS for GOLF』というレンズです。眩しさは抑えられますが暗くならずに明るく見える。そして打ったボールが追いやすい。さすがはゴルフ用に開発されたレンズだなと思いますね。
フレームは『FACEONE』というモデルです。このモデルにはサイドパッドがあるので、激しい動きをしてもブレることはありません。また、フィット感が良いので長時間着けていても疲れにくいです。
SWANSは日本のメーカーなので、サングラスのサイズ展開もよく、自分の好みに合わせて選べるのも良いですよね。」
学生さんから芹澤さんへの質問
_サングラスをかけることにまだ少し抵抗感があるのですが、おすすめの使い方はありますか?
「先ほど皆さんに試合でサングラスを着けますか?という質問をした際に、サングラスは持っているけどあまり慣れていなくて試合では使えていない...という意見も多かったですよね。
私が若かったころはサングラスを着けると茶化されることもあったと思います。でも、今は絶対にそんなことはありません。今ではトップ選手や若手の女子選手もサングラスをかけています。私は、ゴルファーとして長く続けるためには"眼を保護すること"が大切であると思っています。
まずはサングラスを1つのアイテムとして、深く考えずに着けてみてください。眼が悪い人が眼鏡を着けるように、"眩しいからサングラスをかけようかな"こんな発想で良いと思うんです。練習するときに一時間程度使ってみて、慣れてきたら実際のプレーで使ったりするのもおすすめです。」
_サングラスをかけるとスコアは上がるのですか?
「スコアに関しては本人の技術次第かな!?(笑) でもゴルフは他のスポーツと比べて長くプレーできるスポーツなので、眼を保護しながらプレーするほうが皆さんの将来としてきっといい方向に向かっていくと思います。
ゴルフだけでなく、様々なスポーツにおいても紫外線から子供たちの眼を護るということが課題の一つとなっていますよね。最近だと色んな屋外スポーツでサングラスの着用が可能になったり、日本におけるサングラスの着用も少しずつですが確実に広がってきていると感じます。
ゴルフはその中でも直射日光や紫外線に長時間さらされるスポーツです。若いうちからサングラスの重要性を理解して、着用してもらうことで長くプレーすることに繋がっていくと思います。
ぜひ、皆さんのような若い方にも気兼ねなく使ってほしいです。」
眼の健康を維持することは、プレーの質を向上させるだけでなく、長くゴルフを続けるための重要な要素となります。
芹澤プロのお話の後、学生の皆さんもサングラスを着用してみたり当社の社員に質問をするなど、サングラスに興味を持ち、自分たちのプレーに取り入れようとする前向きな姿勢が多く見られました。また学生の皆さんだけでなく、保護者の皆様や指導者、協会担当者の皆様にもサングラス着用の重要性をお伝えできる機会となりました。
SWANSでは、今後も製品開発だけでなく、サングラス着用を通じて眼の健康意識を高める啓蒙活動を積極的に行い、より多くのプレイヤーが長くゴルフをプレーできるようサポートしてまいります。